大間崎ジオサイト

本州最北端の地、大間。一本釣りで有名なマグロのみならず、イカやウニ、タコ、コンブなど、多種多様な水産資源に恵まれた漁師町です。

これらの豊かな魚介類は、津軽海峡に流れ込む2つの海流に支えられています。

そして、エサとなる魚が豊富な海にはたくさんの海鳥も集まってきます。

弁天島のカモメが、人間もまた、海の生態系の一員として大間の大地に息づいていることを教えてくれるジオサイトです。

大間崎沖の離れ小島

大間崎の沖にある大間弁天島は、約1200万年前に噴火した海底火山の溶岩(流紋岩)でできています。流紋岩は周りの泥岩よりも硬く、波で削られにくいため、島として残っているのです。島には海鳥の天敵となるネコやキツネがおらず、4~7月頃にはウミネコなどが集団で繁殖します。

海流の恵み「大間まぐろ」

回遊魚のクロマグロは、7~1月頃に津軽海峡に来遊します。この季節には、日本海から流れ込む対馬暖流に乗って、スルメイカやカタクチイワシも来遊します。これらの良質な餌を食べて脂の乗った「大間まぐろ」と、それを狙う漁船の群れは、豊かな海の象徴です。

浅い海底だった階段状の台地

大間崎周辺で見られる階段状の地形(海成段丘)は、大地の隆起と海水準の変化が繰り返されて生まれました。平らな面(段丘面)はもともと浅い海底で、波に削られてできました。西吹付山の展望台(約30万年前の段丘面)からは、牧場や住宅地(約10~12万年前の段丘面)、大間崎を一望できます。